こんにちは。こむです。
「子どもに金融リテラシーを身につけさせたい」
と思っていても、何歳から教えればいいのかわからない。
そもそも子どもにお金の勉強って必要なのか。
海外では何歳くらいから金融教育を始めているのか。
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
金融教育の必要性や海外での事例、金融資産の推移、自分が娘たちに伝えた年齢をもとに考えて見ました。
子どもに金融教育は必要なのか?
私がお金の話を子ども達にしていると親や友人に「子どもにお金の話をするのはみっともない」や「子どもにお金の話を聞かせるものではない」などと言われました。
今でも子どもにお金の話をしようとすると、このように言われる人や思われる人も多いと思います。
ただ、考えて見てください。
「無駄遣いをしてはいけません」
「お金は大切にしましょう」
って言われたけれど、何が無駄遣いで、どうしてお金を大切にしないといけないのか。どうしたらお金を大切にしていると思うのか。子どもと話し合っていますか?
私自身も(多分大多数の方が)お金を得るために働き、お金を使って生活し、お金を貯めたり、お金を借りてます。生活していく上でお金とは切っても切れません。
子どもの頃からお金について教えていくことで、子どもが大人になってからの自分自身の生活を考え、今どの様にすればよいのか自分で考え行動していける様になると思います。
お金の教育は何歳から始めればよいのか?
私は娘たちに3歳ぐらいからお金について教え始めました。
娘が買い物ごっこをしたり、買い物のお手伝いをしたがるようになった時が3歳ぐらいだったので、その頃からお金について教え始めました。
そんなに小さいころから?!と驚かれるかもしれませんが、興味を持ち出した時が吉日と考え、教え始めただけで、興味がないのであれば5歳や小学校を上がってからでも構わないかと思います。
ただお小遣いをあげる前にまでにお金について教えた方が、お金との付き合い方を自分考える様になるのではないかと思います。
海外の金融教育の現状は?
アメリカの金融教育
アメリカの金融教育と調べてみると以下のレポートが発見しました。
・州政府に教育基準作成の権限
・7州で金融教育関連の授業が必修(“Personal Finance”という個別科目あり)
・全米の高校生のうち、20%が個人金融の授業を履修(内 必修クラスは10%)((NCEEの調査より)
金融庁:金融教育に関する国際比較から抜粋
・小中学校ではほとんど未実施
アメリカでは州ごとで違いがあり、約20%の高校生が学校で金融教育を学んでいるみたいですね。
イギリスの金融教育
イギリスの金融教育を調べていると以下のようなレポートが発見しました。
英国では、老後に向けた資産形成の重要性が一層高く、それゆえに、金融教育が重要な政策課題と位置づけられている。例えば、2014 年 9 月からは、公立学校のカリキュラム(算数や公民の一環)において金融教育が盛り込まれている
野村資本市場研究所:英国における金融教育に関する実態調査-マネー・アドバイス・サービス(MAS)の事例-から抜粋
イギリス:教育技能省の14歳~16歳向け教育カリキュラムで経済が必修科目に
金融庁:金融教育に関する国際比較から抜粋
イギリスでは最低でも中学生で金融教育が必修となっているみたいですね。
アメリカ・イギリス・日本の家計金融資産の推移
イギリスやアメリカの公的教育では中学又は高校で金融教育を実施していることがわかりました。
ちなみに家計金融資産の推移については以下の通りになります。
内閣官房 新しい資本主義実現本部事務局:資産所得倍増に関する基礎資料集より抜粋
上記のように金融教育を高校生の約20%受けているアメリカや中学生で金融教育が必修となっているイギリスと比較すると日本の家計金融資産の増加が著しく低いことが見て取れます。
このことからも金融教育が子どもの将来、親世代老後資金の形成ついても必要なことがわかると思います。
まとめ
子どもの金融教育については、大人になってから自立し安心で豊かな生活を送るためには必要ではないでしょうか。
また勉強を始める年齢については、お金に興味を持ち出した頃や5歳~小学低学年から始めればよいと思います。
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